【分かりやすく解説】クレジットカード番号の謎に迫る！　数字に込められた意味とは？

クレジットカードの表面の情報

クレジットカードの表面の主な情報を確認しましょう。
カードの表面には、以下のような情報が表記されています。
・クレジットカード番号
・カード発行会社のロゴやマーク
・有効期限
・カード名義人の氏名

有効期限は「00/00」といったように、国際規格で定められた書式で記載されています。

有効期限の表記の例
「09/22＝2022年9月」「12/24＝2024年12月」

また、カード名義人の表記も要確認。
海外旅行中にパスポートとクレジットカードのローマ字表記が異なると使用できない場合があるので注意しましょう。カードの新規申し込み時にパスポートの表記を確認しておくと安心です。

カード名義人(ケンイチ)の表記相違の例
「クレジットカード＝KENITI」「パスポート＝KENICHI」
　…　同じ「ケンイチ」でも表記が異なると使用できない場合も！

ネット通販でクレジットカードを利用しない人は知らないかもしれまえんが、カードの裏面にはセキュリティコードや磁気ストライプなど、第三者による不正使用を防止する情報が記載されています。
番号を誰かに知られる不正利用される事があるので、表面と同様に管理には十分注意しましょう。

（1）セキュリティコード

裏面には「セキュリティコード」と呼ばれる3桁もしくは4桁の番号が記載されています。
インターネットショッピングを利用する人は、手続きの際に入力した経験があるのではないでしょうか。
セキュリティコードはクレジットカードがスキミング被害（磁気に登録された情報が抜き取られること）にあったときの不正使用を防ぐもの。カード番号や有効期限と同様に慎重に取り扱いましょう。

（2）磁気ストライプ

磁気ストライプは、カード裏面の上部にある黒い線のようなもの。
加盟店のレジや専用の決済機に磁気ストライプをスライドさせることで、カード情報を読み取り、決済します。最近はカードを差し込んでICチップを読み取る方法が主流ですが、チップ破損時やセルフレジなどではスキャン式が用いられることが多いです。
人が目視するだけでは盗み見する事はできませんがカード読み取り機があれば情報を盗み取る事ができるのでクレジットカードは店員が勝手に操作をしない様に注意が必要です。

（3）電子マネー、ポイントカードのバーコードなど

クレジットカードにポイントカードや電子マネー機能が備わっている場合、カードの裏面にはポイントカード番号や専用のバーコードが記載されています。

クレジットカード番号は何の意味を持っている？

クレジットカード番号はすべてがランダムに決められているわけではなく、規則性があることをご存じでしょうか。14～16桁のカード番号は、大きく「1～6桁目＝カード種別」「7桁目以降＝会員ごとの番号」の2つに分けられます。

（1）1桁目はカード発行会社の業種

1～6桁目までは、銀行識別番号（BIN）または発行者識別番号（IIN）と呼ばれる番号が記載されています。カード会社の発行元を確認したい場合は1桁目の数字をチェック。「JCB＝3」「Visa＝4」「MasterCard＝5」など、あらかじめ発行元によって先頭数字が決められています。

（2）7桁目～最後の一つ手前の桁は会員識別番号

7桁目以降は会員ごとに割り当てられた番号が記載されています。

（3）一番最後の桁はチェックデジット

最後の桁は「チェックデジット」と呼ばれています。チェックデジットは一定の計算式よって導き出される値で、番号の入力ミスや誤った読み取りを検出してくれるもの。ミスのすべてが検出されるわけではありませんが、クレジットカード番号の入力時に整合性をチェックする重要な数字です。

不正使用を防ぐためにクレジットカード番号の入力・管理は慎重に

クレジットカードの安全性を高めるため、カード会社はセキュリティコードや有効期限などさまざまな工夫を施しています。しかし、カードを所有しているユーザーの管理が不十分であると、不正使用のリスクが高まってしまう可能性大。利用者側の管理も厳重にして、より安全性を高めていきましょう。

（1）インターネットショッピング利用時の注意点

インターネットショッピング利用時には、クレジットカード番号・有効期限・カード名義人の氏名・セキュリティコードの入力が必要です。セキュリティコードの入力を求めることで、不正使用を未然に防げる可能性が高まります。しかし、サイト上でカード情報を保存している場合はセキュリティコードの再入力なしで決済できることも…。クレジットカード情報をブラウザ上に保存する場合は、ログイン時に必要なパスワードの定期的な見直しを行いましょう。

（2）店頭利用時の注意点

店頭でクレジットカードを利用する場合は、カード番号を第三者に見られないように要注意。会計時、トレイにカードを出しっぱなしにするのではなく、決済のタイミングでサッと渡すようにしましょう。また、店頭でのクレジットカード利用で、カード番号やセキュリティコードを要求されることはありません。番号を求められた場合にはむやみに教えず、加盟店やカード発行元に確認しましょう。

（3）カードの紛失・盗難時の対応

万が一、クレジットカードを紛失した場合はカード会社に問い合わせをして、カードの利用を停止してもらいましょう。紛失・盗難によって不正使用があった場合は、不正使用であるか否かの審査が行われます。不正使用に関して名義人の過失がないと認められた場合は、保険によって使われた金額をカバーしてもらえるので安心してくださいね。ただし補償される期間には定めがあるので、不正使用の疑いがある場合はすみやかに手続きを行うことが重要です。

正規表現は、検索パターンを形成する一連の文字です。正規表現は、主にテキストまたは文字列の検索、検証、および変換に使用されます。

Mastercard、Visa Card、American Express などのクレジット カード番号を正規表現で検証する方法を学びます。

正規表現を使用してクレジット カード番号を検証するのはいつですか?

トランザクションの試行ごとにサードパーティのサービス料金が請求されます。トランザクションが成功したかどうかにかかわらず、料金を支払う必要があります。このような場合、明らかに無効なクレジット カード番号を拒否する必要があります。正規表現を使用して、クレジット カード番号をすばやく検証できます。

ただし、支払い機能を正規表現検証に完全に依存することはできません。カード発行会社は定期的にカード番号のパターンを変更する (新しいパターンを導入する、または古いパターンを撤回する) ため、正規表現による方法は最も堅牢なソリューションではありません。ただし、頻繁に更新されるウィキペディアなどの情報源からカード パターンを把握することはできます。

また、正規表現を使用して、ロゴやラベルの表示に使用できるカード ブランドをすばやく見つけることもできます。

次の正規表現は上記の条件を満たし、Mastercard 番号を検証できます。

^5[1-5][0-9]{14}|^(222[1-9]|22[3-9]\\d|2[3-6]\\d{2}|27[0-1]\\d|2720)[0-9]{12}$

上記の表現に慣れていない場合は、最初に正規表現の初心者向けガイドを確認してください。

上記の正規表現を使用して、任意のプログラミング言語で Mastercard 番号を検証できます。Python でこれを行う方法は次のとおりです。

import re
 
def checkMasterCardNo(cardNo):
    regex = "^5[1-5][0-9]{14}|^(222[1-9]|22[3-9]\\d|2[3-6]\\d{2}|27[0-1]\\d|2720)[0-9]{12}$"
    r = re.compile(regex)
 
    if (re.search(r, cardNo)):
        print("Valid")
    else:
        print("Not Valid")
 
card1 = "5110762060017101"
checkMasterCardNo(card1)
 
card2 = "8632458236982734"
checkMasterCardNo(card2)

このコードを実行すると、最初の数値は有効であるが、2 番目の数値は無効であることが確認されます。

最初の数値は有効であるが、2-番目の数値は無効.png " />

Visaカード番号を検証する正規表現

Visa カード番号は、次の条件を満たす場合に有効です。

1. 文字列には、特殊文字、アルファベット、または空白を含めないでください。
2. 文字列は 4 で始まる必要があります。
3. 文字数は 13 または 16 でなければなりません。古いビザ カードは 13 文字で、新しいビザ カードは 16 文字です。
   • 文字数が 13 の場合、最後の 12 桁は 0 から 9 までの数字でなければなりません。
   • 文字数が 16 の場合、最後の 15 桁は 0 から 9 までの数字でなければなりません。

次の正規表現は上記の条件を満たし、これを使用して Visa カード番号を検証できます。

^4[0-9]{12}(?:[0-9]{3})?$

以下は、Visa カード番号を検証するための Python のアプローチです。

import re
 
def checkVisaCardNo(cardNo):
    regex = "^4[0-9]{12}(?:[0-9]{3})?$"
    r = re.compile(regex)
 
    if (re.search(r, cardNo)):
        print("Valid")
    else:
        print("Not Valid")
 
card1 = "4539890694174109"
checkVisaCardNo(card1)
 
card2 = "49237429498"
checkVisaCardNo(card2)

繰り返しますが、出力は最初の数値が有効で、2 番目の数値が無効であることを確認します。

出力は最初の数値が有効で、2-番目の数値が無効.png " />

American Expressカード番号を検証する正規表現

American Express カード番号は、次の条件を満たす場合に有効です。

1. 文字列には、特殊文字、アルファベット、または空白を含めないでください。
2. この文字数は 15 にする必要があります。
3. 文字列は 34 または 37 で始まる必要があります。
4. 最後の 13 桁は 0 から 9 までの数字でなければなりません。

次の正規表現は上記の条件を満たし、これを使用して American Express カード番号を検証できます。

^3[47][0-9]{13}$

次の Python コードを使用して、American Express カード番号を検証できます。

import re
 
def checkAmericanExpressCardNo(cardNo):
    regex = "^3[47][0-9]{13}$"
    r = re.compile(regex)
 
    if (re.search(r, cardNo)):
        print("Valid")
    else:
        print("Not Valid")
 
card1 = "372831730491196"
checkAmericanExpressCardNo(card1)
 
card2 = "84732593847743042"
checkAmericanExpressCardNo(card2)

もう一度、出力は最初の数値が有効であることを確認しますが、2 番目の数値は無効です。

出力は最初の数値が有効であることを確認.png " />

正規表現の応用

ごく単純な正規表現を使用して、一般的なクレジット カード番号を検証できます。RegEx は、データの前処理、パターン マッチング、データ抽出、字句解析、自然言語処理、Web スクレイピングなどに使用できる強力なツールです。Web 開発で正規表現を使用して、HTML フォームの検証を処理することもできます。

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